アンダルシアの表現と遠近法

 エントリータイトルがなんだか絵画の話みたいだが、カウントダウンコンサートの続き。「つうこ大明神様、ありがとう」にいただいてまだ返し終わっていないコメント返しの続きもあります。

 たつのこスリーからの年男の皆さんへのエール「今年頑張りましょう」と言った後、ちょっと遠くからのカメラが背面から映しているのだが、たつのこスリーの三の方を除いて真っ黒のシャツにズボンだから、5人は案外見つけやすい。しかも下の3人の子は腕まくりしていて、しかも揃って後ろ手を組んでいるので、とても。(従ってその隣の大きい二人が上の二人、と見分けがつきやすくて、ちょっと笑った)

 sintaro様。gomama様へのコメントですが、割り込みで。
> 『ヘンサーチ』末っ子プレゼン時の、四番の五番への貼り着きっぷりが、
> 見ていて大変可笑しい、見所のひとつです(笑)
 1月11日の1時間スペシャルの感想?をブログの方で読ませていただきました。女性ゲストのお隣にいた動く壁さんがプレゼンテーションのために動いて席を離れると、四の方が五の方に近づいていく様子を目撃されたそうですが。相変わらず謎の生き物です、四の方も。可能性としては、
1.gomama様曰くの、先輩でも緊張する
> 四の方の緊張は半端なかったそうだが
ので、女性ゲストから逃げようとしていた(”動く壁”呼びは当方のお知り合いの方曰くのもの)。
2.朱に交われば何とやら、で六の方も磁力が出てきている。なので、3人で着席している時は、六の方五の方が左右から四の方を引き合っているのでちょうどバランスがとれている?。
 この辺の動向は見たい気もしますが、番組を見るのはやはり止めておきます(未編集が溜まってる…)。発売予定のニューシングルの中に同番組テーマ曲が入っていると知り、個人的にテンションが落ちた程です。これ以上見て、更なる弊害が出ると困るので。

 gomama様。
> 六の方はほとんど映りませんでしたが、
 そうですね。六の方が出ているKIRINのサイコロCM2種類がカウントダウンコンサート最初の方に入っていたのに、アンダルシアでは六の方の踊りの動きの部分はほぼ映らず。
> 抱負を話す時に先輩の後ろにいる時に、普通にしていてもボタンが
> はじけそうなほどピッチピチで、手を横に動かすとボタンとボタンの
> 間から下の白い部分が見えてましたので、
 でも、まあ、まだ許容範囲です(これ以上は行くなよ、とは願いますが)。昨年夏のコンサートパンフレット最後から2P目に、道路を横1列に歩く6人の後ろ姿が映ったものがありますが、すぐ隣に写る二の方よりも六の方の背中の方が大きく見えるのはどういう訳だい!、と。多分昨年ミッション放映で、gomama様と六の方の筋肉を付けすぎた体型についてをここでガシャガシャ書いたのと同じ時期の写真だと思うのです。
 でもそれに比べれば、カウントダウンでのS.H.B!で6人を後ろから映すシーンで、青いヒョウ柄スーツ越しですがお隣の二の方よりも心持ち小さかったので、まだ大丈夫かと。
 話ずれますが、青いヒョウ柄スーツ。一の方だけリボンタイが無く、そして、ベストのボタンを止めない四の方(昨年コンサートについての少クラ映像でも二人共同様でした)。四の方は締め付けられるような服が(着方も含めて)色々と嫌いなんでしょうね。
 カウントダウンでは四の方は冒頭S.H.B!ではシャツの一番上のボタンを外しているのでリボンタイがきちんと止まっていません。が、次に別グループの曲を歌うために登場した時はボタンもタイもきちんと止められていました。誰か直してあげたのかなと思うと、ちょっと微笑ましいです。(締め付けは嫌いだから自分では気づかない方に百点)

 go4321様。順番が前後しましたが、今年もよろしくお願いします。
> カウントダウン、髭はあるように見えてしまうわたしの目って変ですか。
> 幻視??剃るなら2度剃りくらいしてほしかった。
 無理矢理剃らされたので。2度剃りなど思いもしないでしょうね。
> 帽子も見つけやすい点でいいけど、ない方が顔がよく見えるので
> むずかしいです。
 青いスーツの時の方の帽子は、コンサートの時はキャップだったのでそれに比べればマシだよね、とMein Freund1と話していました。


yu358様。アンダルシアの踊りの件です。
> >四の方は後方の方が良い
> 私もそう思っています(*^_^*)
 解決されてしまったようなのですが。gomama様からいただいたコメントもあるので、話を少し広げさせてもらいます。
gomama様。
> 逆に四の方は苦手な部類なのもあるのか(以前のMOTTOでも間違えてた)、
 四の方は力強さが必須となる動きの踊りは確実に苦手ですよね。タンゴ系やフラメンコ系など。効果音で言えば「ピッ」とか「ビシッ」というのが付きそうな動きが不得手。そして、おそらく強い雄叫び系の曲(MOTTOなどもそういう部分があると思います)で踊るのも苦手だと推測しています。四の方は基本が脱力優位で、バランスや直前に発生した慣性に自身の体重を乗せて動くのが得意なタイプであり、大地(地面)を踏みしめる立ち方が出来ない、力感のある仁王立ちが不得手、だと思います。
 この曲では、成人男子として普通に筋力のある画面に映る他の人たちに比べると、四の方は一人別種の人間が混ざっている感があります。子供が混ざっている(男の子であのくらいの身長がある年齢になると、もう少し筋力を使おうとする傾向が多いので、むしろワイルドな動きの女の子という)感じで。昨年8月8日エントリー「平時忠をWikiで調べた」にも書いたが、ドラマ等で比較対象人物が近くにあると動きの若さが目立ちそうなので、この部分だけは微妙に心配している(多分見ないドラマですが)。
 1月2日に遊びにきたMein Freund1と一緒にこの映像を見たのですが、出てきたのが「くたっと感が目立つよね」でした。それと「前列に出しちゃうと、笑っている事を除いても(動きのくたっと感のせいで)不真面目に見えそうだから、後列の方が良いよね」とも。四の方の筋力をあまり使わない動きの特質を知らない人が見たら、不真面目に余計見えるだろうと。
 そして2日には気づきませんでしたが、
> いつもと違い気が入っていないダンスでしたので、
> 後ろは正解だと思いました。
確かに気も(手も?)抜いてますね。
・「誰か彼女に伝えてくれよ」のところですぐ前にいる一の方(と壁模様の上で踊る男性達)が左足を振り上げているのに、上げようとしない四の方。
・その直後、「ホームのはじで」に入る前に四の方は頭を左右に振っているが、六の方(と壁上の男性達)は振っていない。恐らく「はじで」の部分で五の方が頭をタンゴなどを踊る時のように頭を左右に振っている部分と覚え間違えたか踊り間違えている模様。しかも五の方と違い、タンゴやフラメンコ風としては様(サマ)になっていないという…。
・一番最後の「必ず行くからそこで待ってろよ」で、三の方一の方(と壁上の男性達)が2回転ターンをする中、1回転しかしない四の方。(六の方も正面向きに回転を止めるタイミングが早いので恐らく1回転)
 「ただでさえ適性が低いのに。ダメだ〜」と思ってしまいました。でもまあ、四の方の気が入っていたとしても、受ける印象は極端には変わらないと思うのです。昨年の12月21日付エントリー「NS極ー1」で(少クラ映像での)Supernovaの踊りのことを書いたのですが。気持ちはしっかり入る曲でも、「君の姿探してる」の部分が分かりやすいかと思いますが、他メンバーに比べてやはり力感が無い四の方。
 このSupernovaは、某グループの曲にしては力強い方だという印象を持っている。が、四の方には力強い動きは無い。逆に五の方は(歌い方やキツい険しいみたいな表情もそうだが)動きが力強く力感がある。自信があまりないがフラメンコなどに通じるような、大地を支配しようとでもいうような力強さというか。
 三の方五の方が持ち上がった台座部分に上がって歌っているとき。「嘘みたいな」で二人の足の動きに合わせて台がかなり左右に揺れているのだが、なぜか見た当初から三の方よりも五の方の動きで台が激しく揺れているように感じていた。本来であれば、体重がより重い三の方の動きがより大きく台の揺れに関わっていると考えるはずなのだが。なぜそんな印象を受けるのかと思っていたのだが、先ほど見直してやっと分かった。やはり五の方の動きが大きく影響している。三の方は足を体の後方で前後に動かしているので、さほど足元の台に力を伝えられない。が、(振り付けの差なのか)五の方は体に対して横方向なのでそういう力のロスは無い。あの台の揺れの激しさは五の方の体の表現の激しさ強さだと思う。
 発売されたばかりのオリスタ1/23号29頁で、五の方がコンサートで「スイッチが入る瞬間っていうのがあるんです。ステージの上で別人格になる」と書いている。個人的にはSupernovaで見せる表情はまさにこれに該当しているように思える。また、先述のパンフレットにも五の方は「感情のほとばしりをダンスに投影させる」ことを心掛けていると書いている。踊りだけでなく当然歌にもそれは反映されているだろう。”ほとばしり”という言葉を選ぶ五の方がここで意識している感情は、柔らかい種類よりも強い情熱的?な種類のものだろうと推測される。
 その他のメンバーだが、五の方ほど力強さを出しつづけている人はいない。踊りにおける表現力という部分では、五の方が一番幅広いのかもしれない。そこまでではないとしても、少なくとも力強い踊りの方向性には一の方から四の方四名よりは適正があると。六の方はアンダルシアがほぼ見えなかったから言及しません(緑の放送事故が本当に惜しいです)。
 筋力で言えば、恐らく五の方よりも一の方二の方の方があるはず。が、この二人のベースになっているクラッシックバレエを元にしているジャズダンス系?やミュージカルではフラメンコ的な力強さを完璧には出来ない(踊りの種類が違いすぎる)のだと思う。クラッシックバレエの演目の中にはフラメンコ風の踊りが入るときもあるが、リズムや仕草でフラメンコ”風”に踊れることが必要なのであって、本場のフラメンコダンサーと同じ踊りが出来てしまうとそれはバレエとしての特徴を失うことになるのだと思う。
 以前一の方のZORROを見に行ったときのこと。終幕のフェスタで(多分本場の)女性フラメンコダンサーのソニアさんと一の方が並んでフラメンコを踊る場があるのだが、やはり本場の力強さに比べると一の方は劣って感じられた。だが、逆に私は安心もした。某グループが歌う曲とそれに振り付ける踊りは力強い踊りではない方が良いと思うからだ。私が某グループの曲というか歌声に持っているイメージは昨年4月25日エントリーの「葉桜」に書いたが、まずは”気持ち良いもの”であり良くも悪くも人の情動をあまり強く揺り動かさない。
 こう書くと、五の方の表現力を否定するかのようだが、そうではなく。寧ろ他の5人の柔らかい感じの中に鮮やかな差し色というかアクセントのように五の方の強さが入るというか合わさる感じが、私は気に入っていたのだと思う。Supernovaの音源化を強く望んだ動機とも言える。全員が強さを表現しようとしていた?過去の強めの曲「強くなれ」や「Hard Luck Hero」とはそこが個人的には異なっている。
 ここまで長々と書いた上記のような理由で
> 三の方の緊張の仕様に驚き、きっちりしたダンスに、
緊張しているというか、緊張感風というかピシッとした動きが必要な踊りなのでそれに合わせているのではないかと思います。
> 本来なら違う系統のダンスを得意とする五の方がキレた動きで
> 綺麗だったのは、生真面目な彼らしく練習していたのだろうと思われます。
そうですね。感情表現が出来るほどに練習して自身に落とし込んでいる、そこまでやっていますね。

 再びyu358様。
> 他のグループの子たちと重なっている事が多く、4列くらいで踊って
> いるものだと思っていました(苦笑)
> なので、4列の最後列だと見えないなーと。
 それもあるかもしれませんが。ムシロ遠近法ノ罠ニハマッテイタノデハ無イデショウカ。大きいものを近くに、小さいものを遠くに置くと奥行きが増すという遠近法。舞台に奥行きを増す人員配置でしたので、2列目が4列目に見えてもおかしくはないと…。
 ご本人たち2名に聞かれたら飛び蹴りをくらいそうなことを書いているので、この辺で。

サブタイトルは「NS極ー2」。