ポメラニアンとボーダーコリー(Mステ)

 10日金曜日は帰宅し、入浴後半分凍らせたヨーグルトを食べ終えたところで意識喪失(爆睡)。その日付が変わる直前に目が覚めた。帰省して11日に遊びにくるMein Freund1から予定確認のメールが来ていそうだと思いメーラーを開いた。そのメールが来ていて、文面の最後に一の方についての以下のようなMステ感想?が。
> 歌い終えた後、
> 頭を抱えてうずくまっていました。何か間違いをやらかしたのでしょうかね。
 何があったのか、と思い録画したMステを再生してみた。

 画面を飛ばしながら見ていくと、ちょうど前列に座る某グループがあったので、そこから再生。二人組の歌手の人たちが歌うために移動した後、某グループが司会者さんの側に横移動。話の途中で、言葉遣いの件で五の方が先輩達から注意?を受けていた。五の方は常識とかモラルとかそういうものを親御さんからかなりしっかり教え込まれている感じがあると、印象から私は思っている。余談だが、私は常識やモラルというのは国や時代が変われば簡単に変わる程度のものとして、中学生位の頃に足蹴にした人間。知っているけれど(100%じゃないが)、だから何?、付き合う義務があるの?、という人間。余談終わり。
 常識等にある程度は価値を見出していそうな五の方に、(価値を持っているからこそ)先輩の言葉は妥当性があるものとして伸し掛かってきたのではなかろうか。言語感覚の鋭さからくる言葉遣いで変わる他者との距離感とか、アイドルとして作っているパーソナリティとか、案外気の強い性格の部分とかが色々とないまぜになって、笑って注意されても五の方は笑うだけで「はい」とは言えない状況にあったような気がする。(追記の訂正:笑うだけではなかったです、笑いながら「済みません」でした。多分それもあって、先輩は変えなかったのかもしれない)
 そんな中、先輩の一人が「大丈夫だよ(気にしなくていいよ、だったかな)」と五の方に言ってくれてほっとしたものです。実は一緒に出ていた先輩グループの中でこの人だけが、私は名前と顔を一致させることが出来る。憎き地デジカの宣伝をやっていた頃(この頃天敵として顔を覚えた)、お酒の問題で取り上げられて、逆に好印象?を持って名前も覚えた。アイドルとして人々の要望に応えるために、そこまで深く本来の自分を押し殺すのか、頑張るのか、コントロールするのか、と。あと、そういう部分が五の方に似ているな、とも。

 で、kEEP oN.。一の方は歌詞が最初のソロ部分でしどろもどろになっていて、「あ〜、間違えたのか。(メールの)行動はこのせいか」と思ったが、その後四の方のkEEP oN Dancingの後、これと同様のパートを一の方は今度は飛ばしてしまい、立ち直れていないことにぞっとした。スケートのシングルなんかだと、ミスから立ち直れずにプログラムがボロボロになってしまうお気に入りの選手を多く目にしていたので、つい。五の方との曜日の歌詞の部分で(歌の部分だけでも)持ち直してくれたことに、本当にとても安堵したものです。
 6人で手を背中に当てて左右に揺れるシーン(”ララララ〜”の部分)。五の方が無理がある体制にも関わらず、一の方の肩を無理やり持って揺れているのが印象的だった(これよりも前の3番組ではこの行動はやっていない。火曜曲!で六の方がやっただけ)。
 あの状況であの動作だったら、五の方以外でも(どのメンバーであっても)一の方の背中に接する手のひらから、「大丈夫だ、問題ない」という気持ちを一の方に伝えていた、と。ただ、無理やりにでも肩をつかみ、慰める手の存在を相手に強引にでも気づかせようとさせるのは、案外と五の方らしいな、と思った。やはり何となく気の強いポメラニアン
 ちょっと脱線。バリバリBUDDY!DVDのNG集の一番最後のパターン(振り付けなしに自由に動く部分があるパターン)。散っていた?メンバーが終盤で6人が横1列に並ぶ場面で、五の方が四の方の隣の位置(正しくは、後から来る四の方の隣になる位置)に入り込む五の方。六の方は五の方の間違いに気づいたようだが撮影中のため五の方に注意が出来ず、一瞬迷ったようだが自身が本来の五の方の位置にズレていた。恐るべし、引き合うNS極。ミッションの片手棒支えで二の方に四の方の隣を譲ってもらうだけでなく、当時譲らないと予想(勝手に)された六の方に譲らせるとは。以上、脱線終わり。
 そんな四の方との距離が広く開くことになろうとも、それよりも一の方の肩を掴むことを優先した五の方の意図。もしかしたら、先輩の忠告を引きずっていたかもしれない五の方(可能性論)。だが、そんな気分を忘れるほど、一の方の様子が気になったのかもしれない。曜日を歌うパートで一の方の背中側から接するので、一の方がまだ通常に戻れていないことに五の方は他の誰よりも強く気づいたのかも(可能性論の上乗せ)。

 このkEEP oN.のTV用振り付けと歌い方は、いつもと少し違っている印象がある。何ヶ所か、自由にメンバーのその時の感性に任せる形になっている部分がある(あるいはメンバーがそう決定したのかも)。五の方をメインにしたラップ部分でも、四の方と一緒に踊りも歌い方もその時の感性(気分)によって変えている。後ろで踊っている4人は動きを揃えるために、決まった(固定された)振り付け通りに動いている。
 余談だが、CD音源だとこの部分は低音の3人もラップに一部を参加しているがTVでは参加していない(だからCDとはなり音の感触が違っていて、聞き比べると面白い部分)。前列の二人との動きの対比を優先したのかな。もしかしたら、あの二人のラップに他メンバーも揃えるのが難しいので踊りオンリーに切り替えたのかも。
 話を戻す。そしてもう1ヶ所(他にもあるのかもしれないが)。歌の最後の部分、一の方を先頭に逆三角形のフォーメーションで踊る部分。先のラップのように、最前列の一の方だけがその時の感性に従ってニュアンスを付けて動く形になっているようだ(後ろのメンバーは振り付け通りに揃えているもよう)。「HEY〜」ではカメラワークの関係でよく分からないが、残りの「一番ソング〜」と「火曜曲!」では服の内側を見せたり、腕を高くあげたり等のオプションがついて、一の方の気分で毎回少しづつ動きが違っていた。が、今回の一の方はそれがほぼ無かった。歌は持ち直せたが、メンタル面では完全には持ち直せていなかった(気分の切り替えが出来なかった、ノリが一番良い所までは戻せなかった)ように思える。
 歌い終わった後、頭を抱えてしゃがみ込んでいるのは言うに及ばずだが、番組エンディングでも、メンバーが(あの四の方でさえ)笑っている中で、一人笑えないほど引きずっている。自信が無いので、昨日遊びにきたMein Freund1に聞いてみたのだが、今回出演の歌番組の中ではMステが一番視聴率が高いとのこと。
 世間に自分たちの歌を周知してもらうという目的において、痛かったのだろう。そしてこの曲では「自分はパフォーマンスに徹する」という役割分担を宣言していたのに、というのもあるかもしれない。一の方は、とても痛かったのだろう、と思う。
 ただ、冒頭のMein Freund1の引用文から分かること。彼女はCD等を買っていないがTV出演は見ているので、何となくは覚えている程度だった。で、帰省先なのでリアルタイムで見ただけで確認のために見返せていない。恐らく、この歌を初見の視聴者も、同様の印象を持っているだろうと思われる、「何か間違えたのかな?」という程度ので。因みにMステでは、「出演者の歌い間違い歌詞のど忘れはしばしばあることで大した事ないよ」とMein Freund1に教えてもらった。
 考えようによっては、普通に歌い上げるよりも強く印象を残したかもしれない。何を間違えたのかな?、という疑問とともに。覚えてもらうという目的は達したという、そんな開き直った考え方は彼らは出来なさそうだが。

 でも、歌い終わった後の他のメンバーの笑顔を見る限り、共同体であるメンバーはもう全て許して受け入れてくれていた(あるいは気にしていない)ように見える。自身を許していないのは一の方だけだよ、きっと。
 もう、あれから数日経ったので立ち直っているはずだとは思うが。先日ある方にメールで教えていただいた。今月19日NHKで、前回焼肉をやったMJという番組にでる、と。それに向けて気持ちを切り替えてくれていると良い。
 まだダメなら、TVでは歌わない冒頭の六の方のソロ部分を5人でボーダーコリーに歌ってやってくれ。ヒトリキリジャナイカラ涙ヲフイテ〜♪


追記:自分の趣味だと、この歌で一番好きなメロディは六の方の中盤のソロのもの。ミュージカル風オペラ風のメロディよりもTV用に入れてほしかった。(おや、初めての曲その物の感想かも)